【徹底比較】オンライン診療ツールおすすめ8選!自費診療向けに選び方も解説
クリニックの院長や経営者の皆様、
オンライン診療ツールの導入を検討しているものの、こんなお悩みはありませんか?
- 「どのツールを選べばいいかわからない」
- 「費用対効果が本当にあるのか不安」
- 「自費診療ができるツールはある?」
オンライン診療は、患者様の利便性を高めるだけでなく、新たな収益の柱となり得る可能性を秘めています。しかし、いざ導入しようとすると、多岐にわたるツールの中から自院に最適なものを見つけるのは難しいものです。特に、自費診療を行うクリニックでは、保険診療向けのツールでは機能が不十分だったり、集患につながらなかったりといった課題に直面することもあります。
この記事は、そんなお悩みを解決するため、失敗しないオンライン診療ツールの選び方から、主要ツールの具体的な機能や特徴、サポート体制まで、徹底的に比較・解説します。この記事を読んで、あなたのクリニックにぴったりのツールを見つけ、オンライン診療を成功させるための第一歩を踏み出しましょう。
1. オンライン診療ツールの選び方:失敗しないための5つのポイント

ツール選びで後悔しないために、以下の5つのポイントを事前にチェックしましょう。単なる機能比較にとどまらない、自院に最適なツールを見つけられます。
① 診療形態(保険・自費)への対応可否
オンライン診療ツールを選ぶ上で、まず確認すべきは自院の診療形態に合っているかどうかです。保険診療と自費診療では、求められる機能や運用方法が大きく異なります。
・保険診療を主とする場合
電子カルテとの連携機能や、既存の予約システムとの統合性を重視しましょう。診察から会計までをスムーズに完結できるかが重要になります。
・自費診療を主とする場合
予約管理や決済機能、患者管理、そして集患に繋がるマーケティング機能が充実しているかどうかが重要になります。多くのツールが保険診療を想定して設計されているため、自費診療をメインに行う場合は、これらの機能が十分に備わっているか事前にしっかり確認することが大切です。
② 費用対効果(コストパフォーマンス)
ツールのコストは、月額費用だけでなく、初期費用やオプション費用を含めたトータルのコストで考える必要があります。安価なツールは最低限の機能しかないことが多く、後から必要な機能を追加すると結果的に高くなるケースもあります。
初期費用が高くても、導入時の設定や初期構築を全て任せられるサービスは、クリニック側の手間や時間を大幅に削減でき、スムーズな運用開始に繋がります。多少費用がかかっても、集患や業務効率化に直結する機能が充実しているツールを選ぶことで、長期的な視点での費用対効果は高まります。
③ 操作性・使いやすさ
オンライン診療ツールは、スタッフはもちろん、患者様にとっても使いやすいものでなければなりません。
・スタッフにとって
直感的に操作が可能か、既存のシステムと連携できるか、問診票のカスタマイズは可能かなどをチェックしましょう。導入後のトレーニングや、マニュアルがわかりやすいかも重要なポイントです。
・患者様にとって
操作が簡単なデザインか、アプリのダウンロードが必要か、会員登録が複雑ではないか、予約や決済がスムーズに行えるかなどを確認しましょう。患者様の手間を減らすことは、予約の離脱防止やリピート率向上に繋がります。無料トライアルやデモ版を利用して、実際の操作性を確かめるのもおすすめです。
④ 充実したサポート体制
導入時や運用中に困ったことがあった際に、すぐに相談できる窓口があるかどうかは、ツールの選定において重要な要素です。専任のスタッフによる手厚いサポート体制があるか、サポートの対応時間や範囲などを事前に確認しておきましょう。特に、システムのトラブルは診療業務に直接影響を及ぼすため、迅速かつ丁寧な対応が期待できるベンダーを選ぶことが大切です。
⑤ 集患・マーケティング機能の有無
オンライン診療を単なるツールとしてだけでなく、新たな集患や収益の柱にしたいと考えるなら、集患・マーケティング機能が充実しているツールを選びましょう。LINE連携や予約管理システム、患者様へのメッセージ配信機能、決済機能などが一体となっているツールは、業務効率化と集患の両方に貢献します。特に、自費診療では集患が重要な課題となるため、この機能を重視することで、オンライン診療の導入が新たなビジネスチャンスに繋がります。
2. オンライン診療ツールおすすめ8選

それでは、上記の選び方のポイントを踏まえ、代表的なオンライン診療ツールを比較していきましょう。各ツールの特徴や料金、サポート体制を詳しく解説します。
1. CLINICS(クリニクス):株式会社メドレー

- 特徴:クラウド診療支援システム「CLINICS」は、オンライン診療と対面診療の両方を一元管理できる統合型プラットフォームです 。予約、事前問診、カルテ、ビデオチャットでの診察、キャッシュレス決済、薬・処方箋の配送までの一連の業務をワンストップで効率化できる点が最大の特徴です。保険診療から自費診療まで幅広く対応しており、多くの医療機関が導入しています。高いセキュリティ基準(ISMS、ISMSクラウドセキュリティ認証)を満たしているため、安心して利用できます。
- 主な機能:予約管理、電子カルテ、ビデオ通話機能を使用したオンライン診療、オンライン決済、Web問診、電子処方箋対応など。患者様は専用アプリをダウンロードして利用します。
- 料金:要問い合わせ
- サポート体制:導入支援、運用サポート、患者向けのサポート窓口など
- 参考:CLINICS 公式サイト
2. curon(クロン):株式会社 MICIN

- 特徴:オンライン診療サービスのパイオニア的な存在であり、導入医療機関数は6000施設以上と多くの医療機関で導入実績があります。予約、問診、ビデオ通話での診察、決済、処方箋連携までオンライン診療と処方に必要な機能が揃っており、保険診療・自費診療の両方に対応しています。特に導入コストや月額費用が無料で医療機関の費用負担はシステム利用料のみとなっている点が特徴で、手軽にシステムを導入することができます。
- 主な機能:予約、ビデオ通話診察、問診票設定、オンライン決済、薬や処方箋の配送サポートなど。クラウド型電子カルテ「カルテZERO」と連携可能。「curonお薬サポート」と連携することで、オンライン服薬指導や薬の配送手配も一連の流れで利用可能。
- 料金:初期費用・月額費用 0円(導入支援を希望する場合は別途導入支援料)、システム利用料 診療費の4%(クレジットカードの決済手数料含む事務手数料)、別途患者側に利用料330円が発生
- サポート体制:導入時の設定サポート(別料金)、電話・メールでの運用サポート
- 参考:curon 公式サイト
3. SOKUYAKU(ソクヤク):ジェイフロンティア株式会社

- 特徴:オンライン診療サービス「SOKUYAKU」は、病院・薬局・患者様を繋ぐオンラインメディカルフォームです。アプリでオンライン診療から薬の処方・配送、服薬指導まで、患者様が自宅にいながら全て完結できるサービスを提供しています。保険診療・自費診療の両方に対応しており、最短当日中に薬の配達が可能です。初期費用・月額利用料 0円で、システム利用料と決済手数料のみで利用できます。
- 主な機能:予約管理、ビデオ通話、問診票、決済(コンビニ後払い可)、薬の配送サービス、かかりつけ登録機能、おくすり手帳機能など。患者様はアプリをダウンロードして利用します。
- 料金:初期費用・月額利用料 0円、システム利用料と決済手数料が診療ごとに発生。(別途患者側にサービス利用料負担あり)
- サポート体制:電話・メールでの運用サポート、患者サポート窓口
- 参考:ソクヤク 公式サイト
4. YaDoc(ヤードック):株式会社インテグリティ・ヘルスケア

- 特徴:YaDocは「かかりつけ医のためのオンライン診療システム」で、オンラインでの問診や診察に加えて、Appleのヘルスデータと連携して患者の健康データを継続的にモニタリングできる点が最大の特徴です。高血圧や糖尿病など慢性疾患の継続的な管理に特に有用で、患者を「かかりつけ医」につなげることを重視したシステム設計であり、地元の患者やリピート診療を大切にしたい医療機関に適しています。
- 主な機能:予約、問診、ビデオ通話、モニタリング機能、決済(銀行振込・代金引換可)、メッセージ機能、主要13社との電子カルテ連携可能
- 料金:導入費用0円、月額利用料33,000円
- サポート体制:オンボーディング(導入)プログラム(運用フロー構築、初期設定支援、開始サポート)、質問・相談窓口、患者専用のサポート電話番号
- 参考:YaDoc 公式サイト
5. AIチャート byGMO:GMOヘルステック

- 特徴:GMOが提供するオンライン診療システムで、予約・問診・診療・決済のシステムを一つに集約し、一元管理を可能にしています。初期費用、月額利用料、解約料が全て無料という、導入のハードルが低い点が大きな特徴です。AIアシスト機能を標準搭載しており、カルテ作成や書類作成の時間を短縮し、業務効率化を支援します。また、同社のクリニック検索・予約サイト「GMOクリニック・マップ」、オンライン服薬指導に最適化した「薬局24」を連携することで、オンライン診療の利用のみならず、お薬配送や集患も可能になります。
- 主な機能:予約管理、Web問診、ビデオ通話、オンライン決済、呼び出し機能、AIアシスト、GMOクリニック・マップ連携による集患、薬局24連携による服薬指導・配送
- 料金:初期費用・月額利用料 0円、決済手数料2.0%(自費の場合3.0%)のみ
- サポート体制:チャット、フォームからの問い合わせ
- 参考:AIチャート byGMO 公式サイト
6. ポケットドクター:MRT株式会社

- 特徴:予約から診察、処方、決済までの一連の流れをアプリ上で完結でき、全国10,000件の提携実績を持つ、オンライン診療のパイオニアとして定評のあるシステムです。患者の日々のヘルスデータを診療しながら確認できるヘルスケア機器連携や、映像上に赤ペンや指さしマークが表示される遠隔指示機能など、対面診療に近い質の高い診察を可能にしている点が特徴です。
- 主な機能:予約、ビデオ通話、チャット、遠隔指示機能、ヘルスケア機器連携、オンライン決済、配送
- 料金:初期費用 要問い合わせ、月額利用料33,000円(トライアルプラン2か月無料)
- サポート体制:導入支援、運用サポート
- 参考:ポケットドクター 公式サイト
7. CARADA オンライン診療:株式会社カラダメディカ

- 特徴:相談回答件数29万件以上の医療・ヘルスケアQ&Aサイト「CARADA 健康相談」を運営する、株式会社カラダメディカが運営するオンライン診療システムです。専用アプリをダウンロードする必要がなく、診療忘れを防止する医療施設・患者双方へのアラート機能や、患者向けのマニュアル・チラシの用意もあります。今後、同社が所属するエムティーアイグループが運営しているクラウド型電子カルテ・薬歴システムなど、医療システムとの連携を予定しています。
- 主な機能:予約機能、アラート機能、ビデオ通話、オンライン決済、薬・処方箋の配送。
- 料金:要問い合わせ
- サポート体制:患者用チラシ/マニュアルの用意、定期的な訪問・電話・メールでのサポート
- 参考:CARADA オンライン診療 公式サイト
8. Medibot(メディボット):株式会社ソラリウム

- 特徴:自費診療に特化したオンライン診療ツールで、患者側は予約・問診・診療・決済を使い慣れたLINE上で完結でき専用アプリのダウンロードが不要です。クリニック運営の経験を基に開発されており、集患(マーケティング)、オンライン診療、リピート/クロスセル促進まで、クリニック経営の全プロセスを統合的に支援するオールインワンツールとして設計されている点が最大の特徴です。予約リマインド機能はもちろん、患者の属性や予約履歴に合わせたシナリオ配信機能、タグ機能による細かな患者のセグメント管理、流入経路分析、サブスク・後払いなどの多様な決済機能と、自費診療クリニックの経営を強力にサポートする機能が揃っています。
- 主な機能:予約、問診、診療、決済(後払い・サブスク等対応)、タグ/ラベル付与での患者管理、シナリオ配信機能、予約リマインド機能、BOT対応機能、一部電子カルテ連携可。
- 料金:要見積もり(初期費用+月額費用)
- サポート体制:専任のマーケターによるマーケティング運用サポート・初期構築、ヘルプデスク、カスタマーサクセスによる活用方法提案、トラブルシューティングなど
- 参考:Medibot 公式サイト
3. 主要オンライン診療ツール機能比較一覧表
| ツール名 | 自費診療対応 | 集患・マーケティング機能 | 決済機能 | 初期構築・導入サポート | 運用サポート体制 |
| CLINICS | ○ | △ | △ | ○ | ◎ |
| curon | ○ | △ | △ | △ | ○ |
| SOKUYAKU | ○ | ○ | ○ (コンビニ後払い可) | △ | ○ |
| YaDoc | ○ | △ | ○ (銀行振込・代金引換可) | ◎ | ○ |
| AIチャート byGMO | ○ | ○ | △ | △ | ○ |
| ポケットドクター | ○ | △ | △ | △ | ○ |
| CARADA オンライン診療 | ○ | △ | △ | △ | ◎ |
| Medibot | ◎ | ◎ | ◎ (後払い可、サブスク決済可) | ◎ | ◎ |
※上記は一般的な評価であり、詳細な機能やサービス内容は各ツールの公式サイトでご確認ください。
- 自費診療対応:◎(自費診療に特化している) 〇(自費診療に対応している)
- 集患機能:◎(集患に特化した機能が非常に充実している) 〇(集患につながる機能がある) △(集患機能は限定的)
- 決済機能:◎(複数の決済機能に加えサブスクリプション決済対応) 〇(後払い等複数の決済機能が備わっている)△(クレジットカード決済のみ)
- 初期構築サポート:◎(クリニックに合わせたフルサポート・カスタムされた初期構築の提供が可能) 〇(基本的な導入支援・設定サポートがある)△(初期設定は自院で行う)
- 運用サポート体制:◎(専任担当者による手厚い運用サポート) 〇(電話やメールでのサポート窓口) △(問い合わせフォームのみなど)
4. 【結論】オンライン診療ツール選びの最終チェック

ここまで読み進めていただいたあなたに、オンライン診療ツール選びの最終チェックをお伝えします。
数あるツールの中から最適なものを選ぶ鍵は、自院の診療形態や目指す方向性に合っているかどうかです。
保険診療をメインに行うクリニックの場合
・既存の対面診療をオンラインでも提供し、患者さんの利便性向上や日々の業務効率化を目指す場合は、ツールの「電子カルテ連携」や「基本的な機能のスムーズさ」を重視して選びましょう。診察記録の二重入力の手間を省き、日々の業務負担を軽減できるツールが理想的です。
自費診療で新たな収益の柱を立てたいクリニックの場合
・集患やリピート率向上、安定した収益確保のため、「集患・マーケティング機能」「多様な決済機能」「手厚いサポート体制」が特に重要です。新しい患者を獲得し、継続的な関係を築くための機能が充実しているかを確認することが成功への鍵となります。
オンライン診療ツールは、単なる診察の手段ではなく、クリニック経営のパートナーとなり得る存在です。この記事が、あなたのクリニックの課題を解決し、成長を加速させる最適なツールを見つける一助となれば幸いです!
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