オンライン診療システム 初期費用と回収期間:クリニック開業時の導入メリット徹底比較

クリニックを開業する際には、内装や医療機器だけでなく、ITシステムの導入も重要な検討項目です。特に近年注目されているのがオンライン診療システム。初期費用や月額費用が発生する一方で、導入のタイミング次第で回収期間を短縮でき、集患や業務効率化にも直結します。
本記事では、オンライン診療システムの費用相場や投資回収の目安を紹介し、開業時に導入することで得られるメリットを分かりやすく解説します。開業準備中の経営者や院長にとって、長期的な収益基盤を築くための判断材料になるはずです。

一般的なオンライン診療ツールの導入費用
日本医事新報社の調査によれば、オンライン診療システム導入にかかる費用は以下の通りです。
初期費用:中央値 約27.5万円、平均 約78万円
設備やサービス内容によって導入コストには大きな幅があり、本調査ではオプション費用については言及されていません。ただし、実際には予約機能や決済機能などを追加することで、別途数万円万円程度が発生するケースもあります。
出典:日本医事新報社「オンライン診療の実態調査」
▶記事詳細はこちら
開業直後のクリニックにとって、このコストは決して小さくありません。しかし、診療時間の効率化や新規患者層の獲得につながることから、上手に活用すれば十分に回収可能な投資といえます。さらに、オンライン診療ツールといってもシステムの内容は多種多様であり、どのサービスが自院の運営に適し、費用対効果に見合うのかを見極めることが重要です。
回収期間の目安

オオンライン診療システムの投資回収期間:具体的な試算例
オンライン診療システムの投資回収期間は、診療科目やクリニックの状況によって大きく異なります。ここでは、メディカルダイエットを例に、具体的なシナリオで回収期間を試算してみましょう。
試算の前提条件
この試算はあくまで一例であり、目安としてご覧ください。
- 初期費用:80万円
- 月額費用:8万円
- 診療単価:マンジャロ1か月分で約3万円
- 粗利益率:70%
- 月間診療件数:外来患者数1,000人のうち5%がオンライン診療を利用すると仮定(50件)
投資回収の試算
この条件で1か月あたりの収益を計算します。
月間売上: 30,000円/件×50件=1,500,000円
月間粗利益: 1,500,000円(月間売上)×70%=1,050,000円
月間の粗利益は約105万円となり、ここから月額費用8万円を差し引きます。さらに、配送費や人件費などの経費も考慮すると、毎月数十万円程度を初期費用の回収に充てられるイメージです。
この試算に基づくと、初期費用80万円は3か月~半年前後で回収できる可能性が見えてきます。
ただし、これはあくまで試算です。実際の回収スピードは、患者数の増加や診療科目の特性によって大きく変動します。特に、開業初期からオンライン診療の利用をスムーズに定着させることができれば、回収期間をさらに短縮できるでしょう。ツール導入に付随する業務改善の効果も含めれば、半年程度で投資回収が可能になるケースも十分に考えられます。
開業時に導入するメリット

1. 初診から再診へのシームレスな移行
オンライン診療を開業時から導入することは、新規患者との接点を増やすだけでなく、初診から再診への移行を劇的にスムーズにし、患者の定着率を向上させるための強力な武器となります。オンラインで気軽に診療を受けられる環境を整えることで、患者さんの不安を解消し、信頼関係を築くことができます。これにより、初診以降の成約率向上につながります。また、特に継続的な治療が求められる場合は、オンライン診療による再診は大変便利な選択肢となります。
(2) スタッフ教育の効率化
開業後に新システムを導入する場合、既存の業務フローを崩して再構築する必要があり、現場への負担や混乱が大きくなりがちです。その結果、スタッフ教育やマニュアル整備に余分なコストと時間がかかります。これに対し、開業時からオンライン診療を前提とした運営をスタートすれば、「最初からそのやり方が当たり前」という文化を形成でき、教育コストを最小限に抑えられます。さらに、直感的に使えるツールを選べば業務の属人化を防ぎ、誰でも同じレベルで運用できる体制を築けるため、人材の入れ替わりにも強い組織づくりが可能です。
(3) 広告・集患のアピールポイント
「開業時からオンライン診療に対応している」という打ち出しは、単なる利便性の提供にとどまらず、ブランディング戦略の一部としても大きな効果を持ちます。特に遠方の患者や多忙なビジネス層、子育て世代など、従来来院が難しかった層にもリーチできるため、ターゲットの幅を一気に広げられるのです。また、開業直後は地域での知名度がまだ低い段階ですが、「オンライン対応」を差別化要素として広告に活用することで、早期に市場での存在感を確立できる可能性があります。結果として、競合が多いエリアでも独自のポジションを築きやすくなります。
費用対効果の考え方

オンライン診療は単に新患を増やすだけでなく、売上向上にも寄与します。
例えば、対面診療しかない場合、体調が悪くても来院できない患者は再診が途切れる可能性がありますが、オンライン診療があれば機会損失を減らし、継続的な診療が可能です。再診のリマインドや再診メニューの提案を自動で行うオンライン診療ツールを使うことでさらなる効果が望めます。
また、診療の空き時間にオンライン枠を設けることで、稼働率を高め、限られた時間での収益最大化が期待できます。
業務効率化による追加メリット
オンライン診療ツールの中には、予約・問診・自動リマインド・決済・カルテ連携などを一体化できるものがあります。これにより、事務作業やCRM業務を20〜30%削減でき、スタッフの人件費抑制にも直結します。
例えば、月間人件費が50万円のクリニックで業務負担を20%削減した場合、年間で約120万円のコスト削減効果が期待できます。これはシステム導入費用の回収を大幅に短縮する要因となります。
診療売上の向上だけでなく、業務の効率化そのものが大きなコスト削減につながる点も、オンライン診療導入の大きなメリットといえるでしょう。
まとめ
- 一般的なオンライン診療システムは初期費用約78万円
- 回収期間は3か月~半年程度が目安
- 開業時に導入すればコスト削減・教育効率・集患効果で有利
- 業務効率化により人件費削減効果も期待できる
開業準備段階での導入は、単なるコストではなく、長期的な収益基盤を構築するための投資といえるでしょう。
自費のオンライン診療ならMedibotにお任せください!

私達が提供しているMedibotは、LINE上で予約から決済まで完結できる、自費診療クリニックのためのオンライン診療ツールです。
予約・問診・オンライン診療・決済までLINE上で完結するので、アプリダウンロードは不要。患者様の満足度も、集患の効率も最大化できます。
また、マーケティング(集客)機能も充実しており、患者様のニーズに合わせてパーソナライズされた配信を自動で送ることが可能です。
新規予約の増加に加え、離脱防止や再来院促進までを一気通貫でサポートいたします。
導入・集患に関するご相談や資料請求はすべて無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください!