【事例紹介】Medibotで実現したLINE送客10%超増──IDEAが再構築した自由診療クリニックの導線設計
株式会社IDEA マーケティング責任者 山美様
株式会社IDEAは、複数の医療法人とクリニックブランドを横断して支える事業会社です。
その中で山美様は、AGAスキンクリニックといびきのクリニックを中心に、マーケティング責任者として幅広く関わっています。
対面で大切にしている寄り添い方やコミュニケーションを、そのままLINEやオンライン診療にもつなげたい。この想いと導線のズレを解消するために、IDEAが選んだのが Medibot でした。
今回は、マーケティングの現場で感じていた課題から、導入の決め手、そして実際に起きた変化まで、山美様にお話を伺いました。
AGAスキンクリニックといびきのクリニック──共通する丁寧な自由診療

IDEAが支援している複数ブランドの中で、山美様が担当しているのが AGAスキンクリニック と いびきのクリニック の2つです。扱う領域は違いますが、「患者様への向き合い方」という点で強い共通性が感じられます。
AGAスキンクリニック
山美様:
AGAスキンクリニックは、AGA領域の専門特化ブランドとして全国展開しています。
提供している治療は投薬だけにとどまらず、
- 直接有効成分を注入する施術治療
- ヘアアートメイク
- 自毛植毛
- ライフスタイルに合わせた長期プラン設計
など幅広く、症状の深さや生活背景を踏まえながら治療を組み立てています。
特に重視しているのは 対面診療での丁寧なヒアリング。
症状だけでなく、その人がどう生活しているのか、治療の継続にどんな不安を持っているのかまで把握し、最適なプランへ導く姿勢が根底にあります。
いびきのクリニック
山美様:
いびきのクリニックは、最新のレーザーを用いたいびき治療を提供しています。それ以外にも、
- 生活習慣の影響
- 睡眠や日中のQOL(生活の質)
といったいびきそのものの裏側にある問題も丁寧に整理し、必要があれば別の施術や生活改善を組み合わせて提案するスタンスです。
いびきは本人だけでなく周囲の生活にも影響が及ぶため、治療は医学的なアプローチと生活改善がセットになります。患者様の事情を丁寧に聞くことが欠かせない領域でもあります。
共通するのは「患者様一人ひとりに最適な治療」を提案すること
山美様:
領域は違うのですが、私が担当している二つのブランドには、共通して大切にしている姿勢があります。それは、指示型で「これです」で終わるのではなく、その人に合わせた最適な形を一緒に考えていく診療です。
私は、自由診療は手軽さだけで進めるものではないと思っています。悩みの深さや背景を丁寧に聞いたうえで、その人に合った選択肢を一緒に整理していくことが欠かせません。
具体的には、
・手軽さだけを売りにしない
・不安や生活背景を踏まえて最適な治療を提案する
・症状だけで判断せず、悩みの深さに応じて対話する
・自由診療だからこそ、納得して進められることを何より重視する
こうしたスタンスが、どちらのブランドにも自然に根づいています。
自由診療は誤解されやすい領域でもありますが、だからこそ誠実さや丁寧なコミュニケーションを優先する姿勢が大切だと感じています。
構造的に、顧客対応が成果へつながらない状態だった

Medibot導入以前、IDEAでは新規送客には外部のLINE配信サービスを、オンライン診療には既存の汎用システムをそれぞれ利用していました。どちらも一般的な仕組みではあるものの、長期治療を前提とするAGAに最適化された構造とは言えませんでした。
運用を続ける中で、山美様は 「LINE運用」と「オンライン診療」 の両面で、次第に強い違和感を抱くようになります。
LINE上のユーザーデータが自院の資産にならない
山美様:
患者様がAGAスキンクリニックの公式LINEアカウントを登録しているにもかかわらず、そのデータは外部事業者側に帰属する座組でした。
- 長期治療が前提のAGA
- LINEが主要チャネルとなるコミュニケーション
- 継続前提のナーチャリング
これらを考えると、データの主導権が外部にあることは大きなリスクとなります。
成果地点が「予約」で止まり、質や継続とつながらない
山美様:
また外部サービスは「友だち登録」「予約」を成果地点としていました。
その構造では、
- 予約後の来院状況
- 実際に継続しているか
- カウンセリング体験の質
- LTVへの寄与
といった本来見るべき指標への責任が弱くなり、単純に予約件数を増やすことだけを目的にした配信が増えてしまいます。
オンライン診療側の課題──状態連動のコミュニケーションが作れない
山美様:
既存のオンライン診療システムでも、
- 状態別の自動メッセージ
- オフライン来院との組み合わせ
- 長期治療に合わせたリマインド設計
といった複雑な要件には対応し切れませんでした。
結果として、本来は丁寧に寄り添う自由診療を大切にしているにもかかわらず、現場では予約を基点とした機械的な導線が先に立ってしまうというギャップが、少しずつ積み重なっていきました。
ソラリウムを選んだ理由

ソラリウムを選んだ理由について山美様は、マーケティングの課題そのものは他業種と大きく変わらないとしつつ、「データがどこに蓄積されるのか」「成果地点をどこに置けるのか」という設計こそが決定的だったと語ります。
① LINE上のデータが自院の資産として蓄積される
山美様:
以前利用していたサービスでは、
AGAスキンクリニックの公式LINEで友だち登録をしてくれた患者様であっても、
LINE上のユーザーデータは事業者側に帰属する座組になっていました。
ソラリウムでは、LINE上に蓄積されるユーザーデータをきちんと自院側の資源として活用できる設計になっていることが、スイッチを決める大きなポイントになりました。資産として積み上げられる点は、自由診療のマーケティングにとって大きな価値があります。
② 成果地点を「予約」から、その先の価値に近づけられる
山美様:もう一つの大きな違いが、「成果地点の置き方」です。
以前のサービスでは、成果は「友だち登録」や「予約」といった
手前のコンバージョンで区切られており、
その先の質や売上との結びつきが弱い構造でした。
ソラリウムでは、成果地点をより来院・売上に近いKPIへ設計できるため、
- どのユーザーが本当に価値ある来院につながっているのか
- LINE内のコミュニケーションが売上やLTVにどう効いているのか
といった観点でコストと成果を捉え直せるようになりました。
③ CRM/ナーチャリングに強い外部チームが常設化される
山美様:
CRMやナーチャリングに深い知見を持つマーケターは、
そもそも市場に多く出回っているわけではありません。
仮に採用できたとしても、離職などによって属人化リスクが高まります。
Medibot/ソラリウムとは、外部にそうしたチームを持つイメージで組めているため、
- ナレッジが組織として引き継がれやすい
- 特定個人に依存しない体制をつくれる
- 社内のマーケティングメンバーとハンズオンで並走してもらえる
といった点を高く評価されています。
私としては、うちが本来つくりたかった運用体制の形が、思っていたよりずっと早く整っていった──そんな実感があります。
④ ツール屋ではなく、事業モデルまで理解した伴走者
山美様:
事業会社にとって、要件定義やシステム連携、
既存フローからのリプレイスは負荷が大きい領域です。
Medibot導入の過程では、
- 現状フローやビジネスモデルへの理解が深いこと
- 要件定義〜連携〜リプレイスまでをスムーズにリードしてくれたこと
- 不必要な機能追加や固定費アップの提案がなく、距離感が心地よいこと
が印象的だったと言います。
私にとってMedibot/ソラリウムは、ただツールの使い方を説明してくれるツール屋ではありません。ビジネスモデルまできちんと理解したうえで、困ったときに寄り添って一緒に動いてくれる存在だと感じています。
LINE送客10%超増、三桁人純増。運用の質が変わった

山美様:
導入後、最も分かりやすい変化は「数値」でした。
① LINE送客が10%超増。規模的に三桁人数が純増
AGAスキンクリニックの規模では、10%の伸びはそのまま三桁の純増につながります。
これは売上インパクトとして非常に大きいものでした。
② 予約件数重視から、来院・成約につながるコミュニケーションへ
成果地点をより来院に近い指標へ設計できたことで、自然と
- 温度を下げないコミュニケーション
- むやみに配信を増やさない運用
- 長期的な信頼づくり
に発想が切り替わっていきました。
③ オンライン診療後の来院誘導が自動化され、工数が軽減
リマインドや状態連動のメッセージを自動化できるようになり、
- 定期来院への誘導
- 処方継続
- オンライン→対面の切り替え
といった導線の管理工数が大幅に削減されました。
④ 体制・コストの両面で安定化
導入後にありがちな不要な機能追加・固定費アップの提案がなく、
- 無駄のない要件
- 事業モデル理解に基づく改善
- 営業色の強すぎない距離感
こうした姿勢で支援が続いていることも、評価の大きな理由になっています。
オンラインだからこそ深く話し、対面の価値につなげる
オンライン診療に対して、山美様は「手軽さだけで進むのは違う」と話します。
AGAは手軽な相談では終わらない
山美様:
AGAスキンクリニックでは、オンライン診療でも
1時間近くしっかり話すことがあります
理由は明確です。
- 一人ひとりで状況が違う
- 副作用や費用など慎重に考えるべき点が多い
- 半年〜1年の長期治療では並走が前提
だからこそ、手軽さ偏重のオンラインではなく対面診療の良さを知ってもらうための入口としてのオンラインという位置づけを取っています。
デジタルの役割は、むしろ対話を増やす余白づくり
山美様:
リマインドや記録、導線管理のような業務はデジタルに任せて、そのぶん医師やカウンセラーが患者様との対話に集中できる状態をつくることが大事だと感じています。
オンラインだからこそ丁寧に話を聞き、必要に応じて対面につなげていく。その流れを自然に設計できることが、オンライン診療の理想に近い形だと感じています。
今後の展望──AGAのCS強化と、いびき領域の裾野。人生の満足度を上げる医療へ

AGAスキンクリニック:CS(顧客満足度)の強化
AGAスキンクリニックでは、すでにLINEを起点とした体験づくりが進んでおり、今後はより顧客満足度(CS)を高めることに重点を置くフェーズへ移行しています。
治療メニューに加えて、日々のコミュニケーションやサポート体制も含めた全体価値を底上げしていく方針です。
いびきのクリニック:別の入口から広げていく
山美様によると、最近は「いびき」という症状そのものだけでなく、顎下脂肪への施術など、関連する悩みから相談が始まり、そこからいびき治療につながるケースが増えているそうです。
こうした周辺領域を入り口にすることで、いびき治療へ自然に誘導できる新しい導線が広がりつつあり、今後はこの取り組みをさらに強化していく予定です。
そして最終的には人生の満足度を引き上げる医療へ
AGAが改善したら終わり、いびきが治ったら終わり、ではない。
患者様が自分らしい生活や人生を送れるよう、医療が長期的な満足度へ貢献することを大切にしていく。
山美様が語るIDEAの姿勢は、単なる症状改善を超え、患者様の人生に寄り添う医療を目指すものでした。Medibot/ソラリウムに対し、こうした取り組みを進めていくうえでユーザーとの接触回数・タイミング・手段を最適化する「全体のカスタマージャーニー設計」を、今後さらに伴走してほしいという期待も語られました。
株式会社IDEA マーケティング部部長
山美 様
マーケティング部部長として、「AGAスキンクリニック」「いびきのクリニック」を担当し、新規送客に向けたマーケティング業務全般を手がけている。
事業会社マーケターとしてのキャリアを20年以上積み、より大きなチャレンジをするため、株式会社IDEAに入社。社内外と連携しながら広告戦略の立案・見直しに取り組んでいる。
マーケティング責任者として、数字を軸にした運用体制の構築に注力。データの取得方法や活用方法を見直し、広告効果をより厳密に測定できる環境を整えることで、新規送客および売上増加に貢献している。
こんなクリニックにMedibotはおすすめ
オンラインと対面を組み合わせ、患者様との対話を大切にしたいクリニックにはMedibotがよく合います。LINEを基盤にした継続的なコミュニケーションや、状態に応じた案内を設計できるため、質を重視した自由診療との相性も高い仕組みです。
また、ユーザーデータを自院の資産として蓄積し、来院・継続まで含めたカスタマージャーニーを最適化したい組織にも向いています。成果地点を「予約」で終わらせず、治療体験全体を改善していきたいクリニックにとって、心強いパートナーとなるはずです。
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