オンライン診療システムの費用まとめ|初期費用・月額利用料・手数料など全コストを解説

オンライン診療を導入する際、多くのクリニックが最初に気になるのがシステムの利用料です。オンライン診療では、通常の対面診療とは異なり、診療を行うためのシステムを利用する必要があります。そのため、医療機関側にはシステム利用料が発生し、場合によっては患者側にもシステム利用料や送料などの費用がかかります。

ただし、オンライン診療システムの料金体系はサービスごとに大きく異なります。「初期費用が高い代わりに月額が安いもの」「月額無料で診療ごとに手数料が発生するもの」など、さまざまなモデルが存在します。

この記事では、オンライン診療システムの費用構造を整理し、医療機関側・患者側それぞれの費用の内訳や相場について詳しく解説します。オンライン診療システムの費用を全体像から理解したい方は、ぜひ参考にしてください。

オンライン診療システムの費用内訳

オンライン診療システムの費用は、大きく次の4つの要素で構成されています。

・初期費用
・月額利用料
・診療ごとのシステム利用料
・決済手数料

これらの組み合わせによって、実際の導入コストが決まります。

医療機関側の費用

まず、クリニックなど医療機関が負担する費用について見ていきます。

初期費用

初期費用とは、オンライン診療システムを導入する際に発生する費用です。主に以下のような作業に対して発生します。

・アカウント発行
・システム設定
・院内システムとの連携
・導入サポート
・操作説明

この初期費用は、導入するオンライン診療システムや導入方法によって大きく異なります。

厚生労働省の調査によると、オンライン診療システム導入にかかる初期費用の目安は次の通りです。初期費用:平均値 約78万円 中央値 約27.5万円

出典:厚生労働省 「令和6年度調査結果(速報)概要」(令和7年5月22日)

もっとも、実際の導入費用は公開価格だけでは判断できないケースも多くあります。オンライン診療システムの中には、料金を「要見積もり」としているサービスも多く、導入規模や連携するシステムの内容によって費用が変わる場合があります。

また、近年はクラウド型サービスの普及により、初期費用を無料にしているシステムも増えています。その代わり、月額料金や診療ごとの手数料に費用が上乗せされているケースもあります。このように、初期費用が低く見えても、運用コスト全体では別の料金モデルになっている場合があるため、導入前には総費用を確認することが重要です。

月額利用料

月額利用料は、オンライン診療システムを継続的に利用するための基本料金です。システムの管理画面や診療機能などを利用するための費用として、毎月発生します。月額料金には、主に次のような機能が含まれていることが一般的です。

・予約管理
・ビデオ診療
・オンライン問診
・患者管理
・管理画面

厚生労働省の調査によると、オンライン診療システムの月額利用料の目安は以下の通りです。月額利用料:平均値 約2.2万円 中央値:約1万円

出典:厚生労働省 「令和6年度調査結果(速報)概要」(令和7年5月22日)

ただし、月額料金の設定もサービスによって大きく異なります。月額費用を無料にし、診療ごとのシステム利用料や決済手数料で収益を得る料金モデルを採用しているサービスもあります。そのため、単純に月額費用が安ければよいというものではなく自院にあったものを選びましょう

さらに注意したいのが契約条件です。オンライン診療システムの中には、最低契約期間が設定されているものもあり、半年や1年などの契約縛りがある場合があります。途中解約の場合に違約金が発生するケースもあるため、料金だけでなく契約条件も含めて確認することが重要です。

診療ごとのシステム利用料

オンライン診療システムの中には、診療1回ごとにシステム利用料が発生する料金モデルを採用しているものがあります。これはオンライン診療を実施する際に必要となる各種機能の利用料として設定されているものです。

具体的には、次のような機能の利用に対して費用が発生するケースがあります。

・ビデオ通話機能
・予約管理
・オンライン決済
・患者管理

料金の設定方法はサービスによって異なりますが、一般的には1診療あたり300円〜2,000円程度、または診療費の数%といった形で設定されることが多くなっています。

また、こうしたシステム利用料は医療機関側が負担する場合もあれば、患者側に「システム利用料」として請求される場合もあります。

厚生労働省の調査によると、システム利用に係る費用を患者から徴収している医療機関は約29%にとどまっています。一方で、実際に徴収している場合の金額は、中央値で600円、平均では約891円となっています。

出典:厚生労働省 「令和6年度調査結果(速報)概要」(令和7年5月22日)

このように、オンライン診療システムの費用は月額料金だけでなく、診療ごとの利用料によっても大きく変わります。特に診療件数が増えるほど総コストに影響するため、導入を検討する際には月額費用とあわせて確認しておくことが重要です。

決済手数料

オンライン診療では、診療費や薬代の支払いをオンラインで行うため、クレジットカード決済などのキャッシュレス決済が利用されるケースが一般的です。そのため、決済サービスを利用する際の手数料が発生します。

決済手数料の目安は、一般的に3〜4%程度とされています。例えば、診療費が5,000円の場合、決済手数料は150〜200円程度になる計算です。

この決済手数料は、オンライン診療システムの料金に含まれている場合もあれば、Stripeなどの外部決済サービスを別途契約して支払うケースもあります。また、決済方法や契約内容によって手数料率が変わることもあるため、導入時には決済手数料の扱いについても確認しておくことが重要です。

オンライン診療では診療ごとに決済が発生するため、診療件数が増えるほど決済手数料も増加します。そのため、月額料金だけでなく、こうした手数料を含めた総コストを把握しておくことが大切です。

患者側の費用

オンライン診療では、医療機関側のシステム費用とは別に、患者側にも一定の費用が発生する場合があります。対面診療と基本的な診察料の考え方は同じですが、オンライン診療特有の費用が加わるケースもあります。

代表的なものとして、システム利用料や薬の送料などがあります。

システム利用料

オンライン診療システムによっては、患者側にシステム利用料が設定されている場合があります。これはオンライン診療を利用する際のシステム運用費として設定されているものです。

具体的には、次のようなサービスの利用に対する費用として設定されることがあります。

・オンライン診療の予約
・ビデオ通話による診察
・診療システムの利用

料金は医療機関やシステムによって異なりますが、一般的な相場としては0円〜2,000円程度となるケースが多く見られます。なお、前述の厚生労働省の調査では、システム利用料を患者から徴収している医療機関は約29%にとどまり、徴収額の中央値は600円程度となっています。

薬の送料

オンライン診療では、診察後に処方された薬を自宅へ配送するケースがあります。その場合、薬の配送にかかる送料が患者負担となることがあります。

送料の目安は500円〜1,000円程度が一般的です。

ただし、配送方法や地域、配送業者によって料金が変わる場合があり、クリニックによっては送料を無料としているケースもあります。

このように、オンライン診療では診察料以外にもいくつかの費用が発生する可能性があります。そのため、患者にオンライン診療を案内する際には、システム利用料や送料などの追加費用について事前に説明しておくことが重要です。

オンライン診療システムの料金モデル

オンライン診療システムの料金体系は、サービスによって異なりますが、大きく分けると次の3つのモデルに分類できます。クリニックの診療件数や運用方法によって適したモデルが変わるため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。

月額型

月額型は、毎月一定の利用料金を支払う代わりに、診療ごとの手数料が低く設定されている料金モデルです。システムの基本機能を安定した費用で利用できるのが特徴です。

オンライン診療の件数が多いクリニックでは、診療ごとの手数料が低い方が総コストを抑えられるため、このモデルが適している場合があります。特にオンライン診療を積極的に活用している医療機関では採用されることが多い料金体系です。

従量課金型

従量課金型は、月額費用が低い、あるいは無料で利用できる代わりに、診療ごとにシステム利用料や手数料が発生するモデルです。

初期費用や固定費を抑えやすいため、オンライン診療をこれから導入するクリニックや、診療件数がまだ少ない段階の医療機関に向いています。一方で、診療件数が増えると手数料の総額が大きくなる可能性があるため、将来的な利用規模も考慮して検討する必要があります。

ハイブリッド型

ハイブリッド型は、月額料金と診療ごとの手数料の両方が発生する料金モデルです。現在、多くのオンライン診療システムがこの形式を採用しています。

月額料金で基本機能を利用しつつ、診療ごとに一定の手数料が発生する仕組みになっているため、固定費と従量費のバランスを取りやすいのが特徴です。そのため、診療件数がある程度安定しているクリニックにとっては、比較的導入しやすい料金体系といえます。

オンライン診療システムの費用が変わる要因

オンライン診療システムの料金は、提供される機能や連携するシステムの内容によって大きく変わります。基本的な診療機能だけを備えたシンプルなシステムもあれば、予約管理や電子カルテ連携、決済機能などを一体化した総合的なシステムもあるためです。

特に、次のような機能は費用に影響しやすいポイントとされています。

・予約管理機能
・電子カルテとの連携
・オンライン決済機能
・LINEなどの外部サービス連携
・薬の配送管理機能

例えば、電子カルテとの連携やLINE連携などは、システムの開発や運用コストがかかるため、料金に反映されることがあります。また、薬の配送管理機能などを備えたシステムでは、配送サービスとの連携や運用サポートが含まれるため、費用が高くなる傾向があります。

このように、オンライン診療システムは機能が充実するほど利便性が高くなる一方で、その分コストも上がる場合があります。そのため、導入する際には必要な機能を整理し、自院の診療体制と費用対効果に合ったシステムを選ぶことが重要です。

オンライン診療システムを選ぶ際のポイント

オンライン診療システムを導入する際は、費用だけで判断するのではなく、実際の診療や運用に適しているかどうかも重要なポイントになります。システムによって機能や使い勝手は大きく異なるため、次の点を確認しながら比較することが大切です。

・患者が使いやすいか
・予約管理がしやすいか
・電子カルテとの連携が可能か
・サポート体制が整っているか
・院内で無理なく運用できるか

特に重要なのが、患者がスムーズに利用できるシステムであるかどうかです。オンライン診療は患者自身がスマートフォンやパソコンから予約や診察を行うため、操作が複雑なシステムでは利用のハードルが高くなってしまいます。

また、医療機関側にとっても、予約管理や患者情報の確認がしやすいか、電子カルテとの連携が可能かなどは日々の診療効率に大きく影響します。そのため、導入前には機能や操作性を確認し、自院の診療体制に合ったシステムを選ぶことが重要です。

まとめ

オンライン診療システムの費用は、主に 初期費用・月額利用料・診療ごとの利用料・決済手数料などの組み合わせで決まります。システムの機能や料金モデルによって費用は大きく異なり、導入時には見積もりが必要になるケースも少なくありません。

また、オンライン診療では医療機関側だけでなく、患者側にもシステム利用料・薬の送料などの費用が発生する場合があります。

そのため、オンライン診療システムを選ぶ際には、初期費用や月額料金だけでなく、手数料や診療件数も含めた 総コストを確認し、自院の診療体制に合ったシステムを選ぶことが重要です。

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